理事長挨拶

代表写真中野晃男理事長

<経歴>

日本セルフィング協会代表理事(元関東総合学科高等学校長協会会長、元千葉県立高校校長、元千葉県立博物館長)

<代表挨拶>

 ◇ひきこもり・不登校の悲劇をなくしたい

日本共創カウンセリング協会は、引きこもり・不登校の回復・予防を目的にした研究・実践団体です。引きこもりは平成22年の内閣府の調査によると、10代の後半から30代の後半までで全国に約70万人いると判明しております。それに40代以上の引きこもりと小・中・高の不登校を加え、当該者の家族を含めてみると、引きこもり・不登校の関係者は300万人を優に超えると思われます。私自身、44年前、教壇に立って以来、この問題に係わり続けてまいりました。当該者と家族の苦しみを見るにつけ、胸をかきむしられる思いでした。 ある引きこもりのクライアントを抱えた家族の例を紹介いたします。30代の男性が職場の人間関係から引きこもりになり、7年間、自室から出られなくなりました。その間、家族はあらゆる方法を試みましたが、効果がなかったといいます。後半の3年間は完全に家族と顔を合わす事さえ出来なくなり、携帯電話でのみの会話だったといいます。1日に1回3時間、クライアント以外の家族全員で外出するそうです。その間、クライアントは自室を出て、色々な準備をしてまた、自室に戻るという繰り返しです。家族にとって地獄の日々であり、クライアントにとっても例え様のない苦しみの連続であったと思います。このような例を数多く、見てきました。

◇共創カウンセリングは公益学と実践から生まれました

当協会は引きこもり・不登校回復・予防のため、研究と実践を重ねて、共創カウンセリングという技法を開発致しました。この技法は、慶応義塾大学名誉教授・小松隆二博士の創設した公益学を基礎理論としております。詳細は小松博士、富田医師、私の共著「共創カウンセリングの理論と実践」(論創社)をご覧になって下さい。従来の心理学を基礎理論とするカウンセリングと違い、社会学を活用する点が特徴といえます。「無意識の意識化」「無計画の計画化」をクライアントに探求・発見・創造させる事によって回復させる事を目指しております。クライアントの意識を他人への貢献に強く移行する事により自分を超える事が可能になってきます。その上で、クライアントや家族を初めとする関係者で励まし合い・結びつき合い・分かち合いをより良く、段階的・計画的に進めるという共創の実践で回復が図れます。数多くの実践を重ねて参りました。

◇相談・セミナー以外にも予防と提言・連携を行います

今後、当協会は相談活動・セミナー活動のみならず、引きこもり・不登校回復・予防のための通信教育活動も展開する予定です。広く共創カウンセリングの理念と技法を啓蒙することにより一番大切な予防活動に貢献したいと思っております。加えて、行政機関と連携を図り、クライアントの社会復帰への仕組み作りをハード面・ソフト面で提案して参ります。著書にも主張しましたが、引きこもり・不登校の定義そのものを再検討する事も各方面に提言する予定です。既存の医学や心理学・教育学・哲学を基礎理論とするカウンセリングとも共創して参ります。そして、何よりも苦悩しているクライアントや家族の皆様と共創していく決意です。ご支援・ご協力を宜しくお願い致します。